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こっくり、たまご風味。豆乳マヨネーズ

ビーガンマヨネーズ

豆乳と植物油ベースのマヨネーズを作ります。

プラントベース仕様なので、もちろん卵は使いません。しかし、『ブラックソルト』を使ってしっかりと卵黄の風味を再現します。

以前はマヨといえば、【QP一択】の私でしたが、今はこれで大満足!!

絶対、美味しいビーガンマヨ!!!

♦このレシピでは、少量を攪拌できる小型ミキサーまたはブレンダーを使用します。
…これらの器具ないけど、ハンドミキサーならあるという方、同じ材料でマヨ風クリーミードレッシングが作れます!

では、さっそくまいりましょう。

材料は?

▪無調整豆乳
マヨネーズは、油と酢などの水分を乳化させ、クリーム状にした食品です。

※乳化とは、本来混ざり合わない水と油が、均一に混ざり合っている状態のことを指します。

本来は、卵黄に含まれるレシチンの乳化作用を利用して作られるのですが、ビーガンマヨネーズでは、卵が使えないので、代わりに豆乳を使います。

卵を豆乳に置き換えると言うと、不思議に思われるかもしれませんが、大豆にもレシチンが含まれているため、卵黄の代わりに乳化剤の役割を果たしてくれるのです。

▪クセのない食用油
基本的には、米油や菜種油など、クセのない油を使います。

お好みで、ほんの少々をオリーブオイルなどに置き換えるのはありかと思います。お好みでアレンジしてください!

ビーガンマヨネーズの材料。
材料のイメージ写真です。

▪米酢
マヨ作りには、酢もかかせません!米酢でなく、穀物酢やりんご酢でもOK。

もし、柔らかい酸味がお好みなら半量をレモン汁に変えても◎ 爽やかでまろやかな酸味になります。

ディジョンマスタード(または粒マスタード)
味にアクセントをつけます。粒マスタードでもOK!

そして実は、このマスタードも、乳化剤として働いてくれます。(レシチンほどの力はないでので、このレシピでは、乳化剤としてはあくまで補助ですが…)

ブラックソルト (カラナマック/ヒマラヤブラックソルト) たまご風味の元!
ヒマラヤピンク岩塩を、訶子の種(harad seeds)などのスパイスやハーブと一緒に、極高温で焼成してできた塩です。高温で焼くことで、岩塩の色が濃く茶褐色になります。

インドをはじめバングラデシュ、パキスタン、ネパールでは一般的に使われ、特にインドでは、スパイスなどと一緒にいろいろな料理に幅広く使われているそうです。インドのブラックソルトの歴史をたどると、なんと紀元前300年まで遡ることができるんだとか。

塩3種。海塩とブラックソルト・ピンクソルト。
左から:シーソルト(海塩)、ブラックソルト、ピンクソルト

↑塩いろいろ撮ってみました↑ 色の違いが歴然! 3色並ぶとキレイですね♪

真ん中のブラックソルト…名前はですが、先も述べたように色は茶色(こげ茶~赤茶)。粉末状のものは、白っぽく見えます。

そして、ほのかな硫黄(硫化水素)の匂いがします。温泉地を思い出させるアレです。

匂いはそこまで強くないにしろ、この塩を一粒口に入れれば、あら不思議。温泉卵でも食べているかのよう…。旨みもある、刺激的な味!苦手な方もいるかもしれませんが、個人的には好きな味です。

こんなに素敵で特徴的な香りと味をもつブラックソルトですから、卵の風味を再現してくれる食材として、プラントベース/ビーガンレシピでは、よく使われます。

ということで、このマヨネーズにも卵黄の風味を!もちろん普通の塩でも、ビーガンマヨネーズは作れますが、ブラックソルトを使うのと、使わないのでは大違い!!目指すはキューピー笑、たまご感は外せません!!

ブラックソルト ヒマラヤ岩塩 
ミルでガリガリ挽いています。ちなみに、ミルはイケア製 open_in_new

私は、行きつけのインド系スパイス屋さんで購入しているので、絶対的に食用なのですが…、
入浴用のブラックソルトもあるようなので、オンライン等で購入される場合は、今一度、確認を。

粒状か粉末状かは、ご自身の使い勝手の良い方を選ぶと良いと思います。

このレシピに使用しているのは、ヒマラヤ産ブラックソルトです。
『ブラックラバソルト (black lava salt)』 と呼ばれるハワイ産ブラックソルトとは異なります。ご注意ください!

ニュートリショナルイースト(あれば)
少し入れることによって、コクを出します。使用量は少しなので、チーズっぽくなることはありません。

ニュートリショナルイーストに関して詳しくは、こちらの記事をどうぞ

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ニュートリショナルイーストとは?

▪ターメリック(お好みで)
少し黄色くしたいがための、色付けです。なくても一向に構いません。ニュートリショナルイーストを入れれば、ターメリックなしでも、ほんのり黄色くなります。

両方とも入れないと、黄みのない白っぽいマヨになります。


私は甘みのないマヨが好きですが、もし、ほんのり甘いマヨがお好みの方は、砂糖やシロップなどの甘味料を少々加えてもいいと思います!

作り方とコツなど

►全ての材料を同時に入れて、豆乳と油が乳化するまで攪拌するだけ!

ポイントは…、とにかくよーくよーく攪拌すること!しっかり混ざったなと思っても、きちんと乳化していないと、後々、油が浮いてきてしまいます。

出来立てはふわふわ柔らかいので(写真右)、用途によっては使いにくいかもしれません。

冷蔵庫でしっかり冷やすと、もったり固さがでます。

容器に移す際に、少し高いところから流し入れるなどして荒い気泡を抜いてあげると仕上がりがキレイですよ👍

冷蔵庫に数時間置いてしっかり冷えた状態。完成!!

番外!!マヨ風クリーミードレッシング。

ハンドミキサーだとやはり、しっかりマヨを作るのは難しい…。うまく固まらない。そこで!最初から、ドレッシングだと割り切って作ります。

下記の作り方で作ると、材料が飛び散りにくく、キレイに上手くできますよ!

ビーガンマヨネーズ。ハンドミキサーでの作り方。

►ハンドミキサーの泡だて器の部分は1本だけ取り付けます。油以外のすべての材料を、適度な大きさの容器(泡だて器が余裕を持って入り、ある程度の深さがある。大きすぎない)に入れる:写真1

►軽く攪拌する:写真2

►最高速で混ぜながら、油を少しずつ、糸のように垂らしながら加える:写真3

►すべての材料が混ざって乳化する。とろとろ柔らかいクリーミーなドレッシングの完成!:写真4

このまま、コールスロードレッシングとして!

コスレタスと和えてビーガンパルメザンをたっぷりかければシーザーサラダ風に!!

マヨネーズとフレンチドレッシングの中間みたいな感じなので、色々使えると思います。ターメリックは入れないほうがアレンジがし易そうです(笑)

冷蔵庫に入れると少しだけ粘度が上がりますが、固まりません。同じ材料でも作り方が違うだけこんなにも変わるんですね。料理って奥深い…。

保存の方法

マヨネーズ・ドレッシングともに、清潔な容器に入れて、冷蔵保存。

1週間程は美味しくいただけます。

それでは、レシピカードをどうぞ。

ビーガン マヨネーズ

『ブラックソルト』を使って、こっくり、たまご風味。
100%プラントベースでも、しっかり美味しいマヨネーズ。
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ソース/たれ
調理時間 : 5
出来上がり量 :  215 グラム

 材料

  • 無調整豆乳 100 ml
  • クセのない食用油 100 ml
  • 米酢 小さじ
  • ディジョンマスタード (または粒マスタード) 小さじ
  • ブラックソルト (約小さじ½) g
  • ニュートリショナルイースト (あれば) 小さじ ½
  • ターメリック (お好みで) 少々

 手順

  • 全ての材料を入れて、豆乳と油が乳化するまでしっかりと攪拌する。完成!
    ※出来立てはふわふわ柔らかいため、用途によっては使いにくいかもしれません。冷蔵庫でしっかり冷やすと使いやすくなります。

  コツ・ポイント / その他の追加情報 

►柔らかい酸味がお好みなら酢の半量をレモン汁に変えてOK!
    爽やかでまろやかな酸味になります。
►ディジョンの代わりに、粒マスタードでも美味しく作れます。
►ほんのり甘めのマヨがお好きな方は、砂糖やシロップなどの甘味料を少々(小さじ1/2程)加えても◎
►ブラックソルトが強すぎると感じる方は、半分を普段お使いの塩に置き換えてください。
このレシピを作ったら…

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xoxo Lily