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ナッツミルク/シードミルク+オーツ麦ミルク 計16種。作ってみた!!

今回の記事は『自家製アーモンドミルク』を基本に、お家で簡単に作れる植物性ミルクを色々作ってみて、各ミルク別に作り方のコツや気づいたこと、味の感想などを皆様にお伝えしようという試みです。”ちょっと面白そう”という思い付きの企画ですが、何かお役に立てることがあるかもしれません。気楽に読んでいただければと思います。

でも、なぜ、この16種類なのかって? 
…えだまめキッチン内(筆者リリィの台所)にある、植物性ミルクにできそうな食材ー変わりダネもありますーをゴソゴソ探してみたら16種類だったという理由でございます笑 思ったより多くて本人もびっくりしていますが、頑張って作りました!

ここでは、加熱調理が必要な食材で作るミルクはエントリーさせていません。例:豆乳、米

そして、この16種類のミルクでヨーグルトを作ってみるという風変りなことにも挑戦してみたので、その結果にも軽く触れています。

結構な種類があるので、興味を持っていただける植物性ミルクが見つかるかもしれません🧐

美味しそうだと思ったら、ぜひ作ってみてくださいね。

ではでは、スタート。

16食材のご紹介!

★印は、私自身も今回初めてチャレンジした植物性ミルクです。

ナッツ9種類

01.アーモンド(almonds) ⇒ナッツミルクの王道!今回は、薄皮を剥かずにミルクにしました。

写真のアーモンドミルクは、薄皮を剥いて作ったものです。

02.カシューナッツ(cashews) ⇒安心感のある食材。皆様も想定内のミルクではないでしょうか?

03.マカダミアナッツ(macadamias) ⇒こちらでは(筆者は豪在住)、スーパーでも見かけるナッツミルクです。

04.ピスタチオ(pistachios) ⇒皆様にきれいなグリーンのミルクをお見せしたいので、今回、皮は剥きました。

05.ヘーゼルナッツ(hazelnuts) ⇒普段は常備していないナッツですが、先日たまたまヘーゼルナッツペーストを作ったので余りがありました。アーモンドと同じく、薄皮は剥かずにミルクにします。

06.クルミ(walnuts)★ ⇒こちらも薄皮は剥かずにミルクにします。

07.ピーカンナッツ(pecans)★ ⇒こちらも薄皮は剥かずにミルクにします。

08.ピーナッツ(peanuts)★ ⇒ピーナッツはマメ科の植物であり本当はナッツ(木の実)ではないのですが、生食も可能なためミルクとして成立しそうなので、試してみることに。果たして、どうなるか?!手持ちのピ-ナッツはすでに薄皮のついていないものでした。

09.ココナッツ(coconut)★ ⇒こちらも他のナッツとは毛色が違いますが、乾燥の細切りココナッツを使って作ってみます。生の果肉を用いて調理用ココナッツミルクやクリームを作ったことはあるのですが、乾燥ココナッツで、なおかつ飲料用としてのミルクを作るのは初めてです。どうなる?! 

<左から> No.1 ~ 9/各100グラム

シード6種類 + オーツ麦

10.かぼちゃの種(pepitas / pumpkin seeds)
11.ひまわりの種(sunflour seeds)⇒ No.10とNo.11、両方とも日本でもおなじみの食用種。そのまま食べられる状態の種を使用します。

12.麻の実ナッツ(hemp seeds)★ ⇒馴染みがない方も多いかもしれません。名前にナッツとついていますが、ナッツではなく、麻の実(種子)から殻を取り除いたもの状態のものです。その他の種子やナッツ同様にとても栄養価が高いスーパーフード。

麻の実ナッツ、ヒマワリの種とかぼちゃの種。
<手前>麻の実ナッツ <左>ひまわりの種 <一番奥>かぼちゃの種

13.松の実(pine nuts)★ ⇒ ”松の木の実” の中にある種の一部です。英語ではパインナッツと呼ばれるので混乱しやすいですが種子に分類されます。ただナッツアレルギーがある人は松の実も避けるべきだとも言われています。

14.黒ごま(black sesame seeds)★
15.白ごま(white sesame seeds)★ ⇒誰もが知ってるゴマ!今回、白黒両方とも試してみます。手持ちのごまが白も黒も炒りごまだったため、水には浸けずこのまま使うことにします。

16.オーツ麦(oats) ⇒ロールドオーツ(オーツ麦を蒸して平らに伸ばし乾燥させたもの)を使います。ナッツ/シードミルクと違い、オーツ麦ミルク作りにはコツがいります。後ほど、詳しく説明します。

<左から> No.10~16/各100グラム

今回の植物性ミルク作りのレシピ

  • ナッツまたは種子/オーツ麦 100g(各食材、乾燥している状態で計量)
  • 水 400ml

各ミルク共に、上記の分量にて作りました。
16種類も作るので少量です。

►水に浸ける必要のない、麻の実ナッツ・ココナッツ
►既に一度加熱されている、炒り黒ごま・白ごま、ロールドオーツ
以外の11食材は計量後に、下準備として水に浸しました。

※浸水後、ピスタチオのみ薄皮を剝きました。

下準備にて、浸水を行う理由については、別記事【ナッツや種を水に浸ける理由と浸水時間の目安】にて説明しています。ご興味のある方は、ご一読ください。

作り方
1.(下準備を終えた、もしくはそのままの)食材と水をミキサーにかけて、滑らかになるまで攪拌する。
2.ナッツミルクバッグを使って、ミルクをしっかりと絞る。完成。

※今回は比較もしたいので、オーツ麦を除くナッツ/シードはすべて同じ時間だけ攪拌しました。

作り方の詳細が知りたい方は『自家製アーモンドミルク』よりお願いします。アーモンドをお好きなナッツやシードに変えるだけで、様々な植物性ミルクが作れます。

各ミルク別、結果と考察。作り方コツなど。

ヨーグルトについては4段階評価で、軽く触れるのみにします。

  • ◎ 美味しくいただける。
  • 〇 不味くはないが、好き嫌いがはっきり分かれるだろう。
  • △ 美味しいとは思えない。作ることをおすすめしない。
  • ✖ 作るだけ食材と時間の無駄使い。

ナッツミルク

真っ白~茶色+緑、一つとして同じ色はありません。全部一緒に並べてみるとよくわかります。この瓶は、首までいっぱい入れて約450mlです。No.9ココナッツは浸水していないため、明らかに出来上がり量が少ないです。

ナッツミルク9種
<下段・左から>No.1 ~ 5 <上段・左から>No.6 ~ 9

ナッツミルクバッグの中に残った絞りかすのとこをパルプと呼んでいます。豆乳でいうところの、おからなので全て食べられます。↓↓

副産物のナッツパルプ <下・左から>No.1 ~ 5 <上・左から>No.6 ~ 9

01.アーモンドミルク

記事の最初の方でお見せした薄皮を剝いて作ったミルクと、今回作った薄皮を剥かないミルク、色が違うのがお分かりいただけるでしょうか?

薄皮の有無で色だけでなく、味も変わります。皮付きは複雑でしっかりした味。皮付きといえど渋さはほとんどありません。皮なしはすっきりクリーン。あなたはどちらがお好みですか?

アーモンドヨーグルト:◎

02.カシューナッツミルク

9種類のナッツミルクの中では、パルプがバッグにくっついて一番取りにくかったです。パルプ写真を見ていただけるとわかると思うのですが、しっとりしていて明らかにほかのものと質感がちがいますよね。取れたパルプの量も少ないです。すべてのナッツミルク同じ時間ミキサーにかけているので、カシューナッツの柔らかさを物語る結果だと思いました。

カシューナッツは薄皮がついていないため、あっさりクリーンな味わいです。そのままでも美味しいし、塩味のお料理にも、甘くしてスイーツにも、なんにでも合わせられそうです。

濃い目に出したアールグレーにたっぷり入れて飲んだら美味♪全く違和感なし!牛乳のミルクティーに近いのでは?←長らく牛乳を口にしてない私の感想です笑

カシューナッツヨーグルト:◎

03.マカダミアナッツミルク

ご存じの方も多いと思いますが、マカダミアナッツは非常に高脂質のナッツです。今回の16種の中でも、もちろん一位の脂質量。そのため、マカダミアミルクは時間の経過とともに比較的透明度の高い水分とクリーミーなナッツ成分の2層にくっきり分かれます。かき混ぜる、瓶を振るなどすればすぐ元通りです。

マカダミアナッツも薄皮がついていないため、雑味が少なくクリーンな味わいです。高脂質だから、しつこい味かと思いきやそんなこともありません。質感はクリーミー。

くせがないのでカシューナッツミルク同様、幅広く使えそうです。ただ、比較的高価なナッツなので普段使いには向かないかもしれません…。

マカダミアナッツヨーグルト:◎

04.ピスタチオミルク

見てください!美しいグリーン!!薄皮を剥いて作るとキレイな緑色のミルクになります。薄皮がついたままでも、もちろん緑色のミルクになりますが少しくすんで茶色がかった色になります。

カシューナッツに続き2番目に、パルプがバッグにくっついて取りにくいです。これは、薄皮付きで作っても同様に起こります。

味は、まさにピスタチオ。視覚的にも影響されてるかもしれませんが、もろまんまの味です。個人的には薄皮がついたまま作った複雑味のあるミルクのほうが好きです。そのまま飲んでも美味しいので、ピスタチオナッツ好きなら試す価値はあるかも。私は好きだから、何度か作ってます笑

万人受けするものではなく、使い道は限られると思います。

ピスタチオヨーグルト:△

05.ヘーゼルナッツミルク

写真ではもしかしたら、ピンクっぽく見えるかもしれません。実際の色は、赤みがかったベージュというところ。

口に入れた瞬間に広がるヘーゼルナッツ。”ナッツのような” という表現がしっくりくる味わい。とってもクリーミーで、そのまま飲んでも美味しいです。チョコレートやコーヒー味のスムージーにしたら絶対ハナマル!バナナを足してもいいですよね。

甘いもの全般と相性が良さそうなので、甘党のあなたは試す価値あり!!

ヘーゼルナッツヨーグルト:〇 クセあり。

06.クルミミルク

このミルクは私も初めて作ったのですが、口に入れた瞬間の最初の感想は、”あまい”。下準備の浸水のおかげで渋みが抜けているのでしょう。クルミの優しい甘みが生きたミルクです。予想以上に美味しかったです。

ピスタチオやヘーゼルナッツほど主張がつよくないので、比較的使いやすいミルクかもしれません(No.1-3には及びませんが)。

クルミヨーグルト:△ 渋みが際立ってしまうよう。

07.ピーカンナッツミルク

こちらもピーカンナッツのユニークな味が広がるミルク。マカダミアに続き、高脂質のナッツなので時間の経過とともにくっきり2層に分かれました。

普段ピーカンを食べるときは感じないですが、ミルクにしてみてら後味にオールスパイスやナツメグなどのミックススパイスを彷彿とさせました。これはと思いマサラチャイを作ってみたらなかなかでした◎

独特な味があるので、好き嫌いがはっきり分かれるでしょう。用途も広くなさそう。

ピーカンナッツヨーグルト:△

08.ピーナッツミルク

最初に言っておきます。美味しくない!!期待をしていたわけではないけれど想像をはるかに超える不味さ😭

何が不味いかというと、非常に青臭い。それ以外に説明ができません。「火を通したら青臭さが消えるかも?!」との思いで、加熱沸騰させ数分コトコト煮てみましたが、残念!!

ピーナッツヨーグルト:✖

今回は生ピーナッツで作ったからこういった結果になりましたが、

►ローストピーナッツを使う
►ピーナッツを一度茹でてから使う

などすれば美味しくなるのではないかと思っている次第です。この結果は私の実験魂に火をつけたので笑、また時間をとって加熱ピーナッツでミルクを作ってみたいと思います。→結果は追記する予定しました。

追記:ローストピーナッツ使用(浸水なし)⇒青臭さは全くなくなりました!不味くないです笑 色は少し茶色っぽくなるかと予想していましたが、生ピーナッツの時とあまり変わらない白いミルク仕上がりました。これぞまさに「ピーナッツ」という味のミルク。使い道は、限られそうですね~)

09.ココナッツミルク

純白。16種のミルクの中で一番白いミルクになりました(使っている乾燥ココナッツは無漂白の製品です)。

パルプがふわふわで、ほかのものとは全く違う質感です。写真は真上からとったのでわかりにくいですが、ココナッツだけ山盛りです。

ミルクは安心安定のココナッツ味。缶や紙パックで売っているココナッツミルクを少し薄めた味ようなです。ココナッツの甘みもあります。こちらも特に期待していなかったですが、予想を超える美味しさ。

冷蔵庫にて保存。翌朝の状態がこれ。

こちらも時間の経過とともにくっきり2層に分かれました。非常に透明度の高い水分とココナッツ成分。上部ココナッツは、サラサラ。まったく固まっていないので、スプーンでひと混ぜするだけですぐに元通りです。

簡単にできて美味しいので、ココナッツ好きなら一度試してみてはいかがでしょうか?
※このココナッツミルクは冷たい水でなく、ぬるま湯で作ってください。温度が低いと攪拌されにくいです。

ココナッツヨーグルト:◎ 

►乾燥ココナッツは、ココナッツファイン(細かい粒タイプ)ココナッツロング(細切りタイプ)という名前で売っているようですね。乾燥ココナッツには漂白剤を使っている商品もあるので、添加物を気にされる方は原材料名を確認してくださいね。

シードミルク + オーツ麦ミルク

シードミルク+オーツ麦ミルク、これらもそれぞれ違った色合いになりました。並べるといい感じです。ナッツアレルギーの方にもお勧めできる救世主は果たしてどのミルクでしょう?!

シードミルク6種&オーツ麦ミルク
<下段・左から>No.10 ~ 13 <上段・左から>No.14 ~ 16

No.14-16ゴマ2種とオーツ麦は浸水をしていないうえにパルプが多く残り、出来上がりのミルクが少なめです。No.12麻の実ナッツも浸水していませんが、たくさんのミルクが絞り出せました(パルプが少ない)。

副産物のシードパルプ/オーツ麦パルプ <下・左から>No.1 ~ 5 <上・左から>No.6 ~ 9

10.パンプキンシードミルク(かぼちゃの種ミルク)

くすんだ緑色が印象的なパンプキンシードミルク。ミルクにすると、そのまま種を食べたときには感じない青臭さ少々が出てしまうようです。正直微妙な味です。しかし、これを美味しくする方法があるんです!

パンプキンシードミルクを美味しくする方法…それは、下準備で炒る(ローストする)ことです。種子はナッツに比べて小さく柔らかいので、炒ったかぼちゃの種は浸水せずにミルクにできます。

炒った種で作ったミルクに青臭さはなく、ほんのり豆乳を感じさせるような味わいでもあります。もちろん好き嫌いはあるかと思いますが、ナッツミルクに飽きた方、ちょっと変わった植物性ミルクに挑戦してみたい方にピッタリのミルクだと思います。

色を生かしてグリーンスムージーに加えてみるのはいかがでしょうか??

パンプキンシードヨーグルト:△

11.サンフラワーシードミルク(ひまわりの種ミルク)

こちらのミルクもパンプキンシードミルクと同じく、少々青臭いです。そして、独特なクセのある味わいです。やはり、美味しいとは言えない…。

しかし、サンフラワーシードミルクもまた、種を下準備で炒る(ローストする)ことで美味しくなります。炒ったひまわりの種は浸水の必要なし。

炒った種で作ったミルクは、ナッツのような味わいです。ひまわりの種特有の味はもちろんありますが、ピスタチオミルクやピーカンミルクほどの強い主張はなく、比較的使いやすいミルクかと思います。コーヒーや紅茶に入れても美味しくいただけます。個人的に好きなミルクです!

ナッツっぽい味なのにナッツじゃない!ナッツアレルギーの方でも楽しめる植物性ミルクだと思います。

サンフラワーシードヨーグルト:△

12.ヘンプシードミルク(麻の実ナッツミルク)

パルプの量を見てください。どのミルクも同じ時間ミキサーにかけてるので、麻の実ナッツがとても柔らかいことがわかります。カシューナッツ以上にバックにつっくいて取り出しにくいパルプでした。

ヘンプシードミルクは、私も今回初挑戦でしたが、No.10、11と同じく少々青臭さのあるミルクになりました。麻の実ナッツ特有の味も全面に出ていて、微妙な味…。

試したことがないので何とも言えませんが、麻の実ナッツも炒ってからミルクにすれば美味しく変身するかもしれません。今度、試してみます。試したら結果は、追記しますね。

追記:炒ってからミルクにしたら青臭さはほぼなくなりました。しかしながら、麻の実ナッツ独特の味はもちろん残るので、好き嫌いがわかれそうです。)

ヘンプシードヨーグルト:△

13.松の実ミルク

脂質の高さをしっかりと感じさせる、口の中に残るクリーミーさ。”ザ・松の実” という味。松の実が好きな方なら、美味しいと感じるかと思います。

私は松の実が嫌いではないしミルク自体は美味しいと思いますが、これを「コーヒーや紅茶に入れたいか?シリアルにかけたいか?」と言われたら、答えはノー。料理に使えなくはないのかなーというのが、正直な感想。また作ることはないでしょう。

松の実ヨーグルト:✖

14.黒ごまミルク

ごまミルク2種に関しては、もう少し長く攪拌するべきでした。パルプの量がとても多いです。今回はすべてのミルク同じ時間ミキサーにかけるという条件にしたので仕方ないのですが。

逃げも隠れもできない前面に出る黒ごま味。美味しいとか、不味いとかいう前にひたすら黒ごま味。イメージしていただけるでしょうか?

変わりダネとしてリストに入れたごまミルクなので正直期待もしていなかったのですが、作ってみてちょっとアイディアが浮かびました。それは、ブレンドミルク。

例えばほかのナッツを何割か混ぜてミルクにしたら、絶対美味しいよな~と想像しています。完全植物性の黒ごまラテ。美味しくないわけがない♪それで、プリンやアイスクリーム作ってもいいよねーと妄想が膨らんでいる私です笑

黒ごまヨーグルト:✖

15.白ごまミルク

黒に続き、白です。こちらは黒ごまに比べて、全くもってインパクトなし。悲しいかな薄っすいごま水といったところ。黒ごまは、多少なりともミルク感がありましたが、白ごまからは感じられません。こんなにも違うものかとある意味、勉強になりました。

はい、残念ながら、これ以上語ることのないミルクでございます😌

白ごまヨーグルト:✖

16.オーツ麦ミルク

オーツ麦は穀類であり、ナッツ/シードミルクとは一線を画す存在。作り方にもコツがあります。気を付けないと粘り気のあるミルクになってしまうので、まずそれから説明しますね。

刻んだオクラを茹でて冷水にとった後、水に残るねばねば感という表現で伝わるでしょうか?そういった粘り気がミルクにあるのはちょっと嫌ですよね。

粘り気のない(少ない)オーツ麦ミルクにするコツ
  1. できるだけ冷たい水を使う。
  2. ロールドオーツを水に入れたらすぐに攪拌。
  3. 攪拌時間は最小限で。ハイパワーミキサーなら10秒。
  4. 攪拌が終わったらすぐにナッツミルクバッグに移して絞る。
  5. 絞り出しは軽めにする(ナッツ/シードミルクのようにこれでもかというまで絞らない)。

以上のコツを抑えれば、粘り気のない/少ないミルクができるはずです。

オーツ麦パルプは、ほかのパルプと違いもっちりとしていてまとまりがあります。感触は白玉粉を少なめの水で練ったものに似てるかな。

ミルクの味は、ロールドオーツそのもの。穀類特有の粉っぽさが少々あるので、そのままより甘く味付けするなどしたほうが飲みやすくなります。ほかの食材とともにスムージーなどにしてもいいですね。

このミルクは加熱すると固まるので(穀物ですからね)飲料として使うなら冷たい~生ぬるいくらいでないといけません。

オーツ麦ヨーグルト:◎ 粉っぽさが減り、意外と美味しい!

最後に…【おすすめミルクなど】

時間が経つとシードミルクは種の成分が下に沈みがちな傾向にあり、脂質が高いナッツミルクほど2層に分離しやすいです。くっきり2層に分かれていなくても瓶の底と上部では濃度が違うことが多いので、どのミルクも使用前には必ず一度、かき混ぜるか瓶を振るなどしましょう。

万人受けするミルクは、やっぱりアーモンドミルクとカシューナッツミルクだと思います。ココナッツが好きならココナッツミルクも◎。これらの3種は、このまま飲んでも美味しく、使い勝手もよいので自家製の植物性ミルク初心者にもおすすめです。

意外とくせが少なく美味しいのが、クルミミルクと炒ったひまわりの種で作るサンフラワーシードミルク。私、個人的には、このサンフラワーシードミルクもおすすめです。

あとは、それぞれ素材の味が全面に出ていたりするので好き嫌いが分かれるでしょうね。

皆さん、何か興味のある植物性ミルクはありましたか?

ここでの感想はすべて筆者リリィの主観に基づくものなので、いろいろな方に試飲してもらったらそれぞれ違う感想が出てくると思います。

もし、何か作ってみたら下部にあるコメント欄にて感想を教えていただけるととてもうれしいです。もしくは、インスタグラムにて、タグ「@the_edamame_kitchen」/ ハッシュタグ「#えだまめキッチン」をつけて投稿をシェアしていただけると大変励みになります。

今回のレシピについて質問があれば、そちらも下部コメント欄にてお気軽にどうぞ。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
xoxo Lily