バジルソース（pestoペストゥ：イタリア語。英語も同じスペル）は、イタリアの北西部にある都市ジェノバに起源をもちます。日本ではジェノバソースやジェノベーゼソースとも呼ばれていますね。
本来は、バジル・松の実・にんにく・オリーブ油・パルメザンチーズで作りますが、当ブログではもちろんチーズは使いません！
代わりに、ニュートリショナルイースト※を使っていきます。
※酵母を乾燥加熱などして不活性化させた、黄色いフレーク状の食品です。
詳しくは、【チーズの代用品？！ニュートリショナルイースト】ご覧ください。
松の実を使わないアレンジバージョンについても、お話しています。
♦このレシピでは、フードプロセッサーを使用します。
材料は？
▪スイートバジル
単にバジルといえば、このスイートバジル。ちょっと甘くてちょっとスパイシー、とても爽やかないい香りがします。この香りには、リラックス効果があるそうですよ。
▪松の実
その名の通りマツから取れる実（種子）ですが、日本のマツの種子は食用には向かないそうです。
オンラインで購入できるものをチェックしてみましたが、中国産とロシア産が多いようですね。こちらオーストラリアで見かけるのは中国産ばかりです。少し割高ではありますが、私はオーガニックのものを選んでいます。
大袋を購入して、使い切らずに保存する場合は、密閉容器/保存袋などに入れ替えて、冷蔵または冷凍保存しましょう。
▪オリーブオイル
生で使うので、そのまま食べて美味しいエキストラバージンを選んでくださいね。
▪ニュートリショナルイースト
冒頭でも触れましたが、パルメザンチーズの代わりに使います。チーズのような味がする、黄色いフレーク状の食品です。詳しくはこちらの記事で説明しています。
▪レモン汁
味にメリハリをつけてくれるので、加えています。
▪塩・コショウ
普段お使いのお塩で。コショウはお好みで加えてください。
作り方とコツなど
材料全部をフードプロセッサーに入れて、ペースト状にするだけ！以上。簡単です！
…が、 少し丁寧に説明いたします。ポイントは２つ。
まずは下準備。
バジルは葉の部分だけを使うので、茎ごと付いている場合は、葉を摘んでください。
そのあと、ボウルなどに水を張って、バジルを丁寧に洗います。水は数回変えましょう。
そして、ポイント１：
バシルの水気を、しっかりと切る。
回転式の水切り器（サラダスピナー）を使って水を切りました。
一度にたくさん入れすぎると、水が切れにくいので、お使いのサラダスピナーの大きさに合わせてに数回に分けてください。
サラダスピナーをお持ちでない場合、ざるでしっかり水を切ったあと、キッチンペーパーを敷いた皿などに、できるだけ葉が重ならないように広げて、しばらく置いて乾かしてください。
ちょっと大変ですが、葉を一枚一枚優しく拭いてもOKです。
バシルの水気は、味を落とすだけでなくソースを傷みやすくします。必ず、しっかりと水分を取りましょう！
ちょっぴり余談： サラダスピナー
一台持っていると、とても便利です。私の愛用品はイケア製 。安価で、構造もデザインもシンプルで、お値段以上の仕事をしてくれます。これを使うだけで、普段のサラダも１ランクアップです！
ちょっと高価な、複雑な構造のものは案外すぐ壊れます。数台壊した経験者です。家庭用サラダスピナーは、シンプルが一番‼
そして、材料をすべてフードプロセッサーに入れて…
ペースト状になるまで回わしていきます。
ここで、ポイント２：
必要以上に、フードプロセッサーを回さない。
回せば回すだけ、中のソースが熱を帯びて、バジルの色がくすんでいく原因になります。
途中、1～2回止めて、フードプロセッサーの内側に付いたソースをゴムベラで下に落として、全体が均一になるようにしてください。
ちょうど良いペースト状になったところで完成です！
フードプロセッサーの容量や力によって、稼働させる時間はまちまちだと思います。もしお使いのものが小型の場合、レシピ分量を半分にしても良いかもしれません。
私のフードプロセッサーは４Lと大きいので、5倍量も作れる代わりに、これより少ないと上手く作れないのです。
レシピ全量で、約400mlのバジルソースが出来上がります。
保存の方法
密閉容器に入れて、表面を平らにならしたら、オリーブオイルを少し注いでください。オイルが空気を遮断して、ソースの変色を防ぎます。その後、冷蔵庫で保存します。１週間程で使い切るのが良いと思います。
冷凍庫での保存
すぐに食べきれない分は、冷凍保存できます。
おすすめは製氷皿を使うこと。固まったら一度取り出して、保存袋等に移し、再び冷凍庫へ。
料理の際、使いたい分だけ取り出せて、とても便利です。
製氷皿は、底が柔らかく中身を押し出せるタイプ、またはシリコン製のものが使いやすいですよ。
松の実が手に入らない！！
松の実が手に入らない、もしくは、松の実ってちょっと高価よね…という場合は、
カシューナッツやクルミなどお好みのナッツで代用可能です。
私個人的にはマイルドで渋みのないカシューナッツがおすすめの代用品。クルミは茶色い皮がついている分、少し渋みがあります。それはそれでまたよし。それから、ピスタチオナッツで作っても美味しいですよ。
ナッツアレルギー対応【カボチャの種やヒマワリの種を使って、ナッツフリー！】
種はそのまま食べられる無塩タイプのものを用意してください。
かぼちゃの種を使う場合は、種だけ先にフードプロセッサーで細かく砕いてから、ほかの材料を加えたほうが効率よく、きれいなペースト状にできますよ。
食べ方、いろいろ。
王道で、パスタに！
サンドイッチのバターの代わりに。
ローストポテト・茹でジャガイモに和えて。
バジルマヨネーズやドレッシング作りに。
そのまま、ディップとして。
アイディア次第で、色々な使い方ができます！
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それでは、レシピカードをどうぞ。
材料
- スイートバジル 150 g
- 松の実 100 g
- オリーブオイル 100 ml
- ニュートリショナルイースト 20 g
- レモン汁 (約1個分) 30 ml
- にんにく 2－3 かけ
- しお 小さじ ½
- 粗挽きこしょう お好みで 少々
手順
- バジルを丁寧に洗い、水分をしっかりと取り除く。
- すべての材料をフードプロセッサーに入れて回す。
- 途中、1～2回止めて、フードプロセッサーの内側に付いたソースをゴムベラで下に落として、全体が均一なペースト状になったら完成。
コツ・ポイント / その他の追加情報
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ハッシュタグ：#えだまめキッチン
タグ付けをお忘れなく。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
xoxo Lily