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【ヴィーガンチーズ】アーモンド リコッタ

ヴィーガンチーズ アーモンドリコッタ

本来リコッタチーズは、ホエー(羊乳・山羊・牛乳などからチーズを作る工程で生成される副産物)に熱と酸を加えて作られるイタリア発祥のチーズです。

ホエーの代わりに牛乳を用い、レモンや酢などの酸を使えば家庭でも手軽にリコッタ風のチーズが楽しめるということで、これを読んでくださっている方の中にも「家で作ったことがあるよ!」という方もいるかもしれません。

もちろん、ここThe Edamame Kitchenでは乳製品は使いませんので、代わりにアーモンドと豆乳を使ってリコッタ風の植物性チーズを作ります。

『美味しくて、用途も広い。』『比較的短時間で、簡単にできる。』

いいことずくめ。是非お試しあれ~

食材リスト&ひとこと解説

アーモンドリコッタチーズの材料
材料のイメージ。計量はしていません。

■アーモンド
生アーモンドの皮を剥いて、濃厚なアーモンドミルクを作ってから使います。

ミルクとはいっても、濾さないで丸ごとすべて使うため、市販のアーモンドミルクでの代用はできません。

…皮なしアーモンドを用意すれば、ひと手間省けます笑。コスパ微妙だけど。

■豆乳
アーモンドミルクに少し豆乳を加えることで、いい感じのまろやかさと甘みを出します。アーモンドだけだと”いかにも”といった感じですが、豆乳がそれを和らげてくれるのです。

原材料が大豆(と水)だけの無調整豆乳を使ってくださいね。

クエン酸もしくはレモン果汁)
私は基本的に、扱いが楽なクエン酸を使っています。でも、レモンがいっぱいあるときなどはレモン果汁で作ることもあります。どちらを使っても構いません。

※クエン酸は、必ず『食品用』を使ってくださいね。お掃除用は精製純度が低いので、お口に入れたらダメですよ。

それから、りんご酢での代用も可能でした。食べ比べしたところ、クエン酸やレモンで作ったものとは多少風味が異なりますが、こちらも美味しくいただけましたよ。

■塩

以上、材料は4つだけです。

作り方、コツなど

まずは下準備…

►アーモンドの皮を剥く。

アーモンドを『一晩水に浸ける』もしくは『熱湯に1分浸ける』と簡単に皮が剥けます。

詳しく知りたい方はこちらへ

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皮むきアーモンド。アーモンド剥き方。

では、作っていきましょう。

1.アーモンドと水をミキサーで撹拌。アーモンドミルクを作る。

このミルクは、濾さずにそのまま使います。滑らかになるまでしっかり攪拌してください。アーモンドのざらつきが残っていると、リコッタの舌触りが悪くなってしまいます。

2.先ほど作ったアーモンドミルク、豆乳、塩を鍋に入れて中火で80~85℃くらいまで加熱。

時々かき混ぜながら、温めてください。

温度計の先が鍋底に当たると、液体の正確な温度が測れないので気を付けてくださいね。

※温度計がない場合は…
ミルクから湯気が出て、表面にポコッポコッと空気が出てきそうになるくらいが目安です。

温度は、だいたいで大丈夫ですが、沸騰はさせないようにしてください。もし、沸騰させてしまったら火を止めて少々おいてから、次の工程に移りましょう。

「沸騰させない」の理由

温度が高すぎると豆乳のたんぱく質がボソボソに固まってしまうのですよ。下の写真は、豆乳のみで凝固の実験をした時のものです。左が80℃、右が100℃で酸を加えました。温度以外の条件は同じ。

ね、見るだけでも食感の違いが想像できるでしょ?豆乳だけだと、温度はもっと低くないと駄目ですね。

アーモンドリコッタでは豆乳の使用量がわずかなので、そこまで神経質になることはありません。とはいえ、豆乳入りですので、多少なりとも食感に影響を与えます。

余談ですが…豆乳だけで凝固させたものは全くもって美味しくないです(←個人の見解)。こちらは、あくまで実験でございます。

3.火を止めて、クエン酸(またはレモン果汁)を入れてよくかき混ぜる。蓋をしてそのまま10分置く。

上写真の左は、クエン酸を入れてかき混ぜた直後です。すでに、凝固が始まりトロリとしています。

4.水分を切って、固形分を取り出す。20分~数時間おいて、お好きな硬さになったら完成!

10分後、ミルクがもったり固まっています(写真左)。

チーズ用の型もしくはざるに濾し布を乗せたものなどで、水を切ります。水切りの時間は用途に合わせて調節ください。

約2時間後↓↓↓しっかり水を切りました。

型から出して、アーモンドリコッタ 完成!!


こちら↓↓は、ボウル、ざる、濾し布を重ねて水切りしました。
約20分で柔らかクリーミー。

保存の方法

►清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で5日間ほどは美味しくいただけます。※新鮮な(開封したて)の豆乳を使用。

►冷凍保存可能。(解凍の際に少し水分が出ます)

100gに小分けして冷凍。自然解凍したもの。

写真だとパサついて見えますが、実際はしっとりです。

使い方、いろいろ

パンやクラッカーにのせて、手軽に楽しむ→オリーブオイル、メープルシロップ、ジャムなどとも相性◎

ピザやサラダのトッピングに。パスタのフィリングに。

ローストしたかぼちゃとも、よく合います。

手軽に作れる万能な植物性チーズ。様々なお料理、お菓子作りにもにご活用くださいね~。

自家製ピザにのせて焼いたよ。
アーモンドリコッタを使ったレシピ
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柿と蕪のカルパッチョ

あると便利なキッチン道具

それでは、レシピカードをどうぞ。
ヴィーガンチーズ アーモンドリコッタ

アーモンド リコッタチーズ

アーモンドと豆乳を使って作る、リコッタ風チーズ。
手軽に作れて、とっても万能な植物性フレッシュチーズ。
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ヴィーガンチーズ
イタリア料理
アーモンド・豆乳
下ごしらえ : 5
調理時間 : 15
水切り時間 : 20
合計時間 : 40
出来上がり量 :  300 ~350グラム

 材料

  • アーモンド 100 g
  • 300 g
  • 無調整豆乳 80 g
  • (小さじ⅔) 4 g
どちらか一つを使用
  • クエン酸 (小さじ¼弱) 1.2 g
  • または
  • レモン汁 (約大さじ1+小さじ2) 24 g

 手順

  • あらかじめ薄皮を剥いたアーモンドと水をミキサーでよく攪拌して、アーモンドミルクを作る(濾さない)。
    ※薄皮の剝き方については、本文参照。
  • 1のアーモンドミルク、豆乳、塩を小鍋に入れて中火にかけ、80~85℃くらいまで温める。
  • ミルクが十分に温まったら火を止めて、クエン酸(またはレモン汁)を入れて手早く混ぜる。
    蓋をして10分置く。
  • 専用の型や、濾し布(チーズクロス)などを敷いたざるで、水分を切る。
    そのまま20分~数時間おいて、お好きな硬さになったら完成!
    …レシピカードの画像は、2時間ほどしっかり水切りしたものです。

  コツ・ポイント / その他の追加情報 

►クエン酸・レモン果汁の代わりに、りんご酢を使うこともできます。その場合は、レモン果汁と同じ量を使ってください。
►水切り時間は、用途によって調節ください。
►出来上がり量は、水切りの量によって大きく異なります。
このレシピを作ったら…

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
xoxo Lily